架空送電線路建設工事
SPECIALTY 平野電業の得意分野
架空送電線路建設工事を事業領域とする「富山本社 電力事業部」では、安全を第一に考えたハイレベルな技術と設備によって、工事用地を確保する仮設工事から、強固な鉄塔を作るための基礎工事、さまざまな部材を組み合わせて鉄塔を作る組立、鉄塔間に電線を張る架線工事までを一貫して行っています。
INITIATIVES 平野電業の取り組み
当社は、1965年(昭和40年)1月に創業。「大空に呼吸する」送電線工事が、50年余の歴史と経験の土台となっております。 先の見えない時代において、ある時は力強く、ある時は柔軟に対応し生活を支える送電線工事を営む企業として、常に「自覚・誇り」「社員のやりがい」「技術力の向上」を持ち、臨機応変に対応することで、地域社会に貢献できるよう努めています。
ドローン延線[特許取得]
架空送電線路建設工事において、ドローンを活用する場面は増加していますが、飛行中にロープを巻き込んだり、鉄塔上の作業者にロープを受け渡す際に墜落する危険性を秘めています。そうした問題を解決したのが、当社と北陸電気工事が共同開発した「延線工事用無人航空機」。このドローン延線技術によって、安全性と作業効率が大きく向上したことが認められ、共同での特許取得となりました。(特許第6527218号)
受賞歴
1997年4月24日 | 中部電力株式会社様より安全努力賞を受賞(越美幹線新設工事) |
2002年5月24日 | 一般社団法人送電線建設技術研究会様より野口善信がマスターラインマンの称号を受賞 |
2006年2月7日 | 北陸電力高岡支社電力部様より感謝状を受領(菅内電線着雪事故復旧工事) |
2006年2月8日 | 北陸電力株式会社様より感謝状を受領(能登幹線復旧工事) |
2006年3月31日 | 北陸電力株式会社金沢支店様より感謝状を受領(2005年冬季 雪害復旧工事) |
2008年1月31日 | 北陸電力株式会社様より感謝状を受領(久婦須川支線雪害復旧工事) |
2010年5月18日 | 一般社団法人送電線建設技術研究会様より川上伸一がマスターラインマンの称号を受賞 |
2017年6月1日 | 一般社団法人送電線建設技術研究会様より上西信夫がマスターラインマンの称号を受賞 |
有資格者
一般社団法人送電線建設技術研究会 認定 | マスターラインマン | 3名 |
送電線路工事 作業班長 | 16名 | |
北陸電力株式会社 認定 | 現場責任者 A級 | 1名 |
現場責任者 B級 | 2名 | |
現場責任者 C級 | 8名 | |
国土交通省 認定 | 土木施行管理技師 1級 | 4名 |
土木施行管理技師 2級 | 1名 |
MAIN TOOL 主要工具
架線工事
油圧式巻取型シューチェン延線車
-
1.5m R523BT-U5A 2台 -
1.2m R513BT-H5C 2台 -
1.2m R513B-U 2台 11.2m R513B(エンジン型) 2台 1.0m R543B-K1 2台 -
ドラム架台-電動 2台 -
リールワインダ
トーアTOW-15D(電動) 4台 トーア(エンジン式) 2台 シンク(電動式) 2台 -
トーア架線ウインチ
全自動(7t巻) 1台 ローラ緊線ウインチ(2t巻) 2台 クローラ緊線ウインチ(1t巻) 6台 -
ドローン
DJI M600 pro 2機
(自社改造特許仕様)
組立工事
クレーン
-
クライミングクレーン
CT36 1台 KS32 1台 -
ジブクレーン
HS-36(日立建機製) 4台 MCR-10 2台 FG-20W(マツダ製)-1t 1台 タダノ8tラフタークレーン 1台 日本車両 クローラークレーン 1台 マエダカニクレーン 305-c(2.9/15m) 4台 ユニックカニクレーン(2.9/18m) 1台 -
金庫
3輪金車 40個 600 150個 450 80個
基礎工事・その他
-
掘削機(分解型)
日立0.45 テレスコクラムシェル 8台 日立0.25 テレスコクラムシェル 1台 その他ミニバックホー 0.03〜0.1 12台 電動バックホー 4台 タイヤショベル 3台 -
発電機
60KV 10台 40KV 4台 25KV 2台 -
車両
10tユニック 2台 10tダンプ 1台 5tユニック 4台 3tユニック 1台 ダブルキャプ 8台 その他車両 6台 -
その他
コンクリート圧送機 2台 仮設ステージ 2,000平方メートル
CONSTRUCTION EXAMPLES 施工事例
災害時の復旧工事において、安全かつ迅速な対応で高い評価を頂いております。災害発生時は休日夜間問わず早期復旧に努めます。
●北陸電力 500kv 能登幹線 災害復旧工事
羽咋市福水町地内の地滑りによって、50万ボルト能登幹線の32号鉄塔が崩壊、またこの影響により29〜34号鉄塔の腕金が損傷し、電線が垂下・断線、撤去工事はその規模と複雑性から見ても日本の送電史上最悪の事故であり、この未曽有の状況をいかに安全第一でかつ迅速に撤去するか全国からも注目を集め、多くの見学者が訪れた。本災害に伴い、28号〜35号まで(全基)の電線撤去作業、33号建設※(基礎、組立、架線)、34号建設(組立、架線)に携わった。本工事完了後、北陸電力株式会社様より感謝状を受領。※33号は塔高149m、重量365tと北陸電力菅内の鉄塔では最高(2011年2月現在)
●高岡線他一部支障移設工事
【弊社請負範囲】
66kv 高岡線 建替(基礎/組立2基)、154v 南福岡線 建替(基礎/組立1基)、日重化高岡線、154kv伏木支線 移線工事、鉄塔7基 撤去工事、154kv 日本重化学線 ルート変更 仮説工事
【工期】2009年9月14日〜2010年11月26日
【発注元】北陸電力株式会社